古今東西、サンタクロースを待っている子供達の今日。
あれこれ、欲しいものをそれとなく聞く冬の団らん。
いつしか人形だの合体ものからファミコンのソフトへ変わり
流行ものは現実的なものになっている。
おもえば小さい頃、枕元に置いてあった近所の玩具やの
包装紙にサンタはどうやって近場で買い物をするんだと
子供心に真剣に悩んでいたものだ。
あの頃、寝る前のワクワク感は想像しがたい
喜びに満ちていた。
サンタの正体がわかる年にはワクワク感も
何処へ消えて、ロマンティックなイヴを誰と過ごすかだけを
考えていた。いつも女子会だったけれどね。
今、こうして年齢を重ねると何が一番のプレゼントかと言えば
目に見えない、想像の世界だけで広がるあの夢心地の
イヴの夜、お手紙何ぞを携えて休み、
願わくば遭遇したいと真剣に神様に祈る
あの時間ほどの
プレゼントがあるのだろうかとしみじみ考える。
サンタの正体など一生知らなくてよかったのに・・。