古傷

朝晩冷え込むとなんだか右足の甲辺りがちくちく痛む。

そうだ、昨年は骨折してまだ足を引きずって歩いていたんだった。

普段は何ともないのに、季節の変わり目にこうして

痛む。人の体は面白い。

古傷と言えば学生の頃クリスマスシーズンに

これ以上ないぐらい大騒ぎした失恋がある。

今にしてみれば蚊に刺されたぐらいものなんだけど。

体の古傷の痛みは避けたいけれど、この手の古傷は

たまに思い出しては熟成させて楽しめる。

くくくっと一人で苦笑いをするのもまた楽し。

老後のためにもドラマティックな失恋は

あった方が楽しいかもね。

 

それにしても足がちりちりいたいわ。

 

これはムーンワルツというダリア

きれいです。