普通ではない揺れで目が覚めた、21年前の1月17日
慌てて子供の安否を確認し、階下へ降りてテレビをつける。
まだ被害の現実さえ知らなかった当日朝。
あれから21年。
亀裂のはいった道路は舗装され、壁のひびも元に戻っている
時間をかければ物は修復できるのだ。
毎年遺族の方へ注文を頂く花は同郷の熊本へ。
看護師さんだった女性へ看護師仲間から・・。
遠い地で若い命を失ってしまった両親の無念は
如何ばかりか・・・。
今日はバス事故も重なりいたたまれない。
笑顔で写っているであろう遺影の前には
華やかで愛らしい花が似合うような気がする。
親にとってはいつまでも20代のままの愛らしい娘なのだから。
スイトピーとチューリップ、ポポラスユーカリ