中学生の頃だっただろうか・・・。
映画に行く事が大好きだった。
オトナになった気分でややすり切れたイスに座り
始まりのブザーが鳴るのを待つ。
緞帳みたいなのがすーっと開く瞬間の
ときめきったらない。
純粋に映画を愛していた頃観た『ひまわり』
ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが
時代に翻弄されながらも愛を貫こうとする悲恋物語だ。
あてのないまま恋人を探しまわり
心とは裏腹に見事に咲き誇るひまわり畑での
ソフィア・ローレンの表情が忘れられない。
何がわかっていたのだろうか、あのころ・・。
今なら切なすぎる思いが少しはわかる。
咲き誇るひまわりだけど一瞬の夏にだけ
おもいっきりいい顔を見せてくれる。
もう8月だ。
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